前回に続きM4のストックのお話です。
今回も引き続きMagpulのストックから見ていきましょう。
○Magpul SL-Kストック
ミリタリーフォトではあまりまだ見かけないですが、民生やタクトレではよく使われていますね。
コンパクトでスリムなシェイプゆえ、プレキャリとの干渉が少ないのでライフルが扱いやすくなるストックです。
CQB用のライフルなんかに非常に向いていると思います。
僕も9インチくらいのバレルのM4につけてインドアで使用しています。
重量は約205gと軽く、バッテリーなどの収納スペースは特にない、シンプルながら使いやすい造りになっています。
バットプレートはラバーがついておりしっかりとホールドすることができます。
別売りのもう少し分厚いパッドにも簡単に交換可能です。
スリングはウェビングタイプのみ使用可能です。
(後付でM-LOKのQDスリングアタッチメントが取付可能だそうです。)
スライドさせるには、レバーを押し込むだけでOK、CTRストックと違い上から握るように解除はできませんが、左右どちら側からでも簡単に操作可能です。
握りながら動かすのがレバーの位置的にとても楽です。
レバーロック機構はないですが、クレーンストックなどと違い、レバーがストック下側から触れないデザインなので、プローン状態でも動いてしまうことはありません。
取り付けにツールが必要なのは、前投稿でも取り上げたMOEやCTRストックと同じです。
バッテリー交換があるサバゲーでは、これがマイナスポイントですよね〜。
長さが短いコンパクトなストックなので、CQB用ライフルにオススメですね。
重量 | 205g |
長さ | 168mm |
収納スペース | なし |
ロック機構 | なし |
スリング | ウェビングタイプのみ |
取り付け | 工具が必要 |
○Magpul EPS-Cストック
個人的に取り外しのしやすさから、バッテリー交換で頻繁にストックを取り外すことになるサバゲーに向いているストックだと思っています。
バトルリンクなど、下側がカットされているタイプのストックが最近流行っていますよね。
そんな時代の流れを読んだのか、従来の三角シェイプから、大きく見た目の変わったストックがMagpulからもリリースされました。
ミリフォトで見たことはないので、実用性重視の方にオススメです。
今までのMagpulストック同様、レバーを押し込むことでストックを動かすことが出来るのですが、押し込むのではなく下側に引き下げるように引っ張ると、ストッパーを下げることができるので、そのままストックパイプに取り付け、または取り外しが可能です。
初めて見たとき、ついにマグプルがツールなしで交換可能なストックを出してくれたか〜という気持ちで即ポチったのを覚えています。
QDスリングホールがあるので、QDスリングを装着可能です。
ウェビングタイプのスリングも取付可能です。
ミリフォトなんて関係ない、実用性が大事なんだ、という方にはとってもオススメです。
実は今まで2回定例会で、「どこのストックですか?」とか「カッコイイですね」と言われたことがあります(嬉)
「マグプルですよ〜」と答えるとたいてい驚かれるので、マイナーなストックなんだなと思いますが、バッテリー交換が必要な電動M4ユーザーには最適なストックだと思っています!
重量 | 242g |
長さ | 176mm |
収納スペース | なし |
ロック機構 | なし |
スリング | QD・ウェビングタイプ対応 |
取り付け | 工具不要 |
最後の2つはMagpulではないストックを見ていきます。
Vltor IMODストック
IMODはImproved Modularの略で、実際の兵士からのフィードバックを基に、作られたストックです。
ミリフォトでもたまに見かけましたね。
僕が持っているのはレプリカ品ですが、刻印などもしっかりしていますし、クオリティには満足しています。
頬当ての部分はクレーンストックの様に、電池を収納出来るスペースがあり、片側にCR123が3本、単3が2本入ります。
スライド動作はクレーンストックなどと同じく、レバーを握りながら動かすタイプで、取り付けにツールが不要なのもクレーンストックと同じですね。
QDスリングとウェビングタイプのスリングが取り付け可能です。
僕が持っているクレーンストックはQDホールがない古いタイプなので、ここが大きな違いになりますね。
細かい違いですが、クレーンストックよりも約30g軽いので、そこもメリットといえますね。
頬付けもしやすいですし、何度も書いてますが、電動ガンはストック取り外しの頻度が高いので、そういった面からもオススメです。
少し古めのミリタリー系M4に似合うと思います。
重量 | 288g |
長さ | 177mm |
収納スペース | あり |
ロック機構 | なし |
スリング | QD・ウェビング対応 |
取り付け | 工具不要 |
BCMガンファイター mod0 ストック
わりかし最近のミリフォトや民生・タクトレでよく見かけるようになってきたストックですね。
凹凸や突起部を極力廃し、装備に引っかかったりしない点、強いリコイルに耐えうる分厚めのラバーパッド、ラバーバンドでサイリウムなどを巻きつける際そのバンドが前後に動かなくなるように設けられたV字部など、細部までとても良く考えられて作られたストックだと思います。
スライド動作はストックの下側を握りながら動かすタイプで、結構な力が必要です(笑)
握力鍛えたい方はこのスライド動作を毎日100回くらいやっていれば筋肉が付きそうですね。
取り付けは一度握った状態だと、金属の棒(ドライバーやレンチなど)を穴に差し込めるようになるので、差し込んだ状態でその棒を下側に下げるようにしながら、取り付けまたは取り外しを行います。
読んでいるだけで面倒な感じがするでしょうが、実際にやっても面倒です。
僕はピンポンチでやっていますが、一度付けた後にピンポンチが曲がっているような気がしたので、このストックは頻繁に取り外すものじゃないな、と痛感しました。
スリングはQDホールがあるのでQDスリングとウェビングタイプのスリングも取り付け可能です。
VFCの電動Hk416やFCCトレポンミルスペックチューブにはきつすぎて取り付け不可でした。(もちろんストック本体・ストックパイプの個体差にもよると思います。)
かなり正確なミルスペックサイズをもったストックパイプにしかつかないくらい、シビアなストックなのかなと思いますが、逆に言えば装着してしまえば、ガタツキなど一切なく使えるので、サイティングの際にブレたりも少ないのかなと思います。
僕は見た目が好きなので、取り外し頻度が少ない、ガスブロのmk18(マルイ)につけっぱなしにしています。
実物なので径がシビアなのでしょうが、レプリカはどうなるかそのうち検証してみたいですね。
マグプルストック交換に必要なツールは特殊で、こちらのストックはどこにでもあるツールでその役目を果たせるのが優れているというセールスポイントに関しては、レンチなどが折れ曲がる可能性があるので、ツールさえあればそこまで力の要らないマグプルのほうがまだマシかなと思います。
重量 | 232g |
長さ | 175mm |
収納スペース | なし |
ロック機構 | なし |
スリング | QD・ウェビング対応 |
取り付け | 工具が必要 |
○まとめ
まだいくつか残っている気もしますが、とりあえず身の回りに合ったストックを色々比較してみました。
オススメはMagpulのEPS-Cストック、devgruなどミリコス度合いを高めたい方にはやはりド定番ですがMagpul MOEかCTRがオススメですね。
そしてマグプルストックキー(ツール)は2つ買って、「自宅用」と「ゲームに必ず持っていくカバンに入れておく用」を用意しておきましょう(笑)
2つは半分冗談ですが、割り箸やマイナスドライバーでテコのように〜という方法もあるのですが、なかなかうまく行かず物凄いイライラしますので、Magpulストックユーザーは1つあるとほんとうに楽ですよ!
黒でまとめたライフルにFDEのストック、といった具合にドレスアップ目的での交換も全然ありだと思うので、簡単に交換できるストックはカスタムの第一歩に最適かなと思っています。
まだ触ったことのないバトルリンク系のストックなども手に入れてみたいですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
aqua5150
かつてMAGPULのライセンスにてAIR SOFT部門を任されていたのがPTSで当時はMAGPUL-PTSとして販売されていました。現在のPTSはMAGPULのライセンスはなく独自ブランドとしてPTSブランドを立ち上げ、パーツを生産販売してます。MAGPULではないです。
コメントありがとうございます。
認識不足で失礼いたしました。
>MAGPULのライセンスにてAIR SOFT部門を任されていたのがPTS
というのは知っておりましたが、現在はライセンスなく、というのは知りませんでした。
ご指摘感謝致します。