Holosun HS510Cを購入したのでレビューしてみます。
実銃対応でありながら、他の実物光学機器よりリーズナブルな価格で手に入るということで、最近話題になっているアメリカにあるHolosun社の製品の中から、510Cというドットサイトを購入しました。電池とソーラーのデュアルバッテリー仕様で、海外のYoutube等でも評価が良かったので、少し高かったですが、日本の正規販売店から購入しました。
アマゾンでも正規店(つぼみストア)から購入できますし、翌日には届く迅速発送でした。正規店で購入すると、生涯保証が受けられるとのことです。(2018/3/10現在。被弾によるレンズ割れは保証されないそうです。)
○510Cを選んだ理由
Holosun製品ではT-1タイプが一番有名かもしれませんが、僕はチューブ状のサイトより。広めの視界が得られるイオテックタイプが好みなので、このオープンドットサイトにしました。実物Eotechはホログラフィックサイトなので、視力や乱視のある方はレティクルが滲んで見えたりという事があり、僕もあまりくっきりとは見えませんでした。
それに対し、510Cは形こそEotech風ですが、ホログラフィックではないドットサイトなので、レティクルは非常にはっきり見えます。(感覚としては、レプリカEotechの様な感じです笑) レプリカEotechはレンズがコーティングで非常に暗かったりしますし、サイトのゼロインも微妙だったりするので、見た目としてはかっこいいですが、ほとんどゲームでは使いませんでした。
また、やはり実銃対応という事でいろんな面で強度もあるだろうという期待もあり購入に至りました。海外のYoutubeレビューでは、投げたり、水で浸したり、そのまま凍らしたり(笑)されていますが、とくに壊れたり、ゼロインが狂う事無く使えているそうなので、安物かってすぐ壊れるよりはと思い買ってみる事にしました。
○外観レビュー
箱はシンプルな感じで化粧箱とプラスチックの箱で届きましたが、プラスチックの箱内部はスポンジがサイトの形にカットされた状態で入っており、中で動いてしまったりする事はありませんでした。
同梱品としては、トルクスレンチ、調整用ツール、クリーニングクロス、説明書、予備のバッテリートレイでした。
レンズの手前側の窪んだ部分にソーラーパネルが見えるでしょうか?購入したのは少し前ですが、1時間くらい日光に当てていたら、バッテリー入れる前にレティクル表示させる事が可能でした。
ボタンはプラスとマイナスボタンのみというシンプルな感じで、オート/マニュアルモードの切り替えや、電源のオフも長押しや同時押しで対応します。
ちなみに、マニュアルは英語でしたが、正規店から購入すると、日本語版の説明書がダウンロードできます。
素材はハウジングがアルミニウムで、表面がチタン仕上げだそうで、レンズ周りのフードはなんと強度確保のためにチタン製だそうです!
○T-1、EXPSとの比較
大きさ比較は左からAimpoint T-1、Holosun HS510C、Eotech EXPSです。
T-1はハイマウントなので、少し実際より大きく見えるかもしれません。
510CがEXPSよりは若干小さいのがわかると思います。
レンズの見え方比較です。2つのサイトのレンズ面を同じ位置に合わせています。
右がEXPS、左が510Cです。両方とも非常にFOV(見える範囲)が広いです。
510Cの青みがわかるでしょうか?もっとも屋外だとあまり青く感じることはないかなと思います。
○レティクル
レンズは薄く青みがかっていますが、そこまで気にならないと思います。外側はルビー系色のコーティングです。
レティクルは3種類から選んで使用する事が可能で、(1)2MOAのドット、(2)65MOAのサークル、(3)ドットとサークルの組み合わせという3パターンです。
僕は(2)のサークルを使う事が多いかなという感じです。
しかし、レティクルは写真撮影が難しいですね。写真よりもっとシャープな線で見えると思ってください。
オートモードだと、周りの明暗度から自動的に明るさを選択してくれるので、屋外のゲームの様に明るい所と暗い所を行き来した時に自動で調整してくれます。そんなオートモードの光量ですが、もう少しだけ明るくしてくれればと思います。どうしても気になるようでしたらマニュアルモードにすればいいだけの話ですけどね。
○パララックス
パララックスとは、ものすごいおおざっぱに言うと、目で見えているドットが指し示すターゲットとの着弾位置のずれ、と言った感じでしょうか。サイトを覗き込む位置によりドットが動いてしまうようだと、実際の着弾位置がずれてしまったりするので、いくらゼロインが完璧でも狙った位置に行かなかったりします。
510Cはパララックスフリーとの事で、ゲーム中動きながらであったり、なれない効き手とは逆側で構える時等は覗き方がいつもと違ってしまったりが多いですが、そんなときにもずれが少ないのかと思います。
非常に簡単な動画を撮ってみました。510C自体は置いているので固定された状態で、目線(カメラ)のみを動かして上下左右から覗いたらどうなるかを試してみました。ドットが指し示している位置に注目してください。ほとんど動いていないのが確認できるでしょうか?
高額な実物エイムポイント等はずれないと思いますが、安いレプリカ品だとこうやって動いたときに、ドット位置がぐるぐる動いてしまうはずです。
長くなってしまったので、続きは次の投稿で。
質問等あれば、お気軽にどうぞ。
パララックス検証動画、やり方に不備がありましたらご指摘ください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
aqua5150