前回はToxicant SIG MCX Virtus MWSの外観レビューを行いました。
引き続き内部を見ていきます。
今回も写真多めでいきましょう。
Toxicant SIG MCX Virtus MWSの内部レビュー
さっそくテイクダウンから。
ここはM4と同じでテイクダウンピンを樹脂ポンチで叩いて抜きます。
アッパーを持ち上げるとスプリングの力でボルトがスッと出てきます。
その状態でチャーハンを弾くとボルトが出てくるのですが、ここはマジ注意ポイントです!
なぜなら、ボルト後端のローラーが外れてしまう確率が非常に高いのです。
簡単に言うと、ボルトの穴にピンが刺さっているだけで、そこにまたローラーがはまっているだけと言う感じです。
最初テイクダウンしたのが床に座ってやったのですぐ拾えましたが、フィールドとかで落としたら泣きますね…
これでいこうと思った人、怒らないから手をあげなさい(怒)マジでなくしそう。
実物もこんなんじゃないですよね?
上の方はEリングで止まってるのに(涙) pic.twitter.com/3uytCtJsix
— aqua5150 (@aqua5150) December 30, 2022
理由としては、組むときにわかると思うのですが、クリアランスが全然ないんですよね。
ただ実物はこうではないと思いますので、なんとかしてほしかったところです。
Toxicant SIG MCX Virtus MWS ボルトレビュー
気を取り直してボルトを見ていきましょう。
まずは四方から見た図を。
ボルトストップがかかるところにもスチールの補強はありません。
ちなみに上側のチャーハンに接するローラーにはちゃんとEリングで止めがついているんですよね…
スプリングはロッドについたEリングがストッパーになって固定されています。
ノズルは樹脂?結構硬いです。
アルミかなとも思ったけど、触ったときに金属感がないから樹脂かなと。
「Caution」の打ち間違い??
萎えポイントですな。
ボルト自体は金属ですが、磁石はつかないのでアルミでしょうか。
スチールなのはスプリングと例の外れやすいローラーのピンくらい。
スプリングロッドは磁石がつかず、ロッドもスチールにしてほしかったなと言う感じ。
角と角で当たる感じで、チャーハン裏がそのうち削れてくる心配が。
MWS純正ボルト・チャーハンとの比較
構造が違うので直接比較にあまり意味はないと思います。
なので簡単な重量と長さ比較のみ。
純正の方が少し重いですね。
MWSのチャーハンは特殊な長さ(実物より少し短い)のですが、それとほぼ同じ?
実物MCXはAR15とチャーハンが別仕様なのは把握しているんですが、長さとか違うんですかね?
お詳しい方はよかったらコメントで教えてください。
Toxicant SIG MCX Virtus MWSのアッパー内部レビュー
続いてボルトを抜いたアッパーを見てみましょう。
厚み感がわかるでしょうか?
バレル取り外し
バレルを取り外してみましょう。
実物同様2本のネジで固定されている感じがしますが果たして…
意味があるのかわかりませんが、一応1→2の順番で外しました。
こんな感じでパーツが外れるのですが、もう一点シルバーの棒が出てくるので無くさない様に注意。
嵌合がこれまた絶妙な塩梅で、スカスカでもなく、キツキツでもなく、いい感じでグググっと抜けてくれます。
ダイヤルはクリック感がカチカチちゃんとあるタイプでいい感触。
※インナーバレル周りへの分解は一通り試射が終わってからまたやる予定です。
(ひっぱりすぎ? 時間がなかなか取れずなんです・・・)
ダストカバーの外し方
前回のレビューでダストカバーの質感がイマイチだなぁということで、手元にあったガンズモディファイのMWS用がつくかなを試してみることに。
結論→付くけどチャーハンを引いても開かない(涙)
原因としてはMWS用のダストカバーは凸の厚みがないからボルトが押し出す力がうまく伝わらないのかなぁと。
また今度VFCや実物のダストカバーを入れてみようかなと思います。
気を取り直して交換方法だけ記載しておきます。
上のバレル交換の時の様に2本のトルクスネジを外すと、ダストカバーピンを前側に抜ける様になります。
ある程度押すと前側を指で引き抜けるはずです。
Eリング用の溝があるのですが、Eリングはありません。
何かの流用でしょうかね?
交換するダストカバーを置いてピンとスプリングを戻すだけです。
最初はちょっと爪楊枝で押してあげて、銀のパーツを忘れずに入れます。
これがガンモを組んで見た状態。
ちゃんと閉めることもできたのですが…
閉めた状態でチャーハン引いてボルト動かしても開かない…
ひとまず純正に戻しました。
Toxicant SIG MCX Virtus MWSのロワー内部レビュー
今度はロワーの中を見ていきます。
(必要があるのかはわかりませんが、シリアルはテープ貼りました)
これまた肉厚感がお分かりいただけましたでしょうか?
MWSのトリガーボックス風ではあるのですが、ボルトの構造が大きく違う故、フルオートの構造はマルイと違いますね。
ただトリガーボックス内が全部スチールではないのと、ボルトキャッチ、マガジンキャッチなどはスチールではないのはちょっと残念でしたね。
謎の隠しSIGロゴがありました。
実銃にもこんなのあるんでしょうか?
まとめ
特殊なSIG MCXのボルトをうまい具合で再現しているかなと言う印象です。
悪い意味で気になった点は、
- ボルトのローラーがすぐ外れる
- トリガーボックス内が全部スチールではない
- CAUTIONのスペルミス
といったところでしょうか。
ボルトのローラーはマジで致命的です。
ピン自体は空転するので、ローラーをピンに弱ネジロックしちゃうかも検討しています。
良かった点としては、
- レシーバーの肉厚感(フロン運用ですが)
- バレル周り分解の容易さ
- Hopダイヤルのクリック感
が挙げられます。
そろそろ「さっさと撃ってるところを見せろよ」とお叱りを受けそうですが、時間が取れそうなのはもう少し後になるかと思います。
ライトをつけた状態の姿で締めとさせていただきます。
ケーブルの取り回しも考えなければ…
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
aqua5150
続いて内部の軽い調整を紹介します。
いろいろ使えるツールたちをまとめました。
よかったらご覧ください。