Magpul PRS Liteストック
M4のストックといえば、Magpul(マグプル)ですね。
皆1つは持っているではないでしょうか?
今回は少し前に発売された「PRS Lite」ストックを買ってみたので軽くレビューしてみます。
PRS Liteストックとは?
「ライト」の名が表す様に、PRSストックの簡易版となります。
その元となるPRSストックはこちら。
Magpulより引用
CTRストックなどとは異なり、固定ストックです。
スナイパーライフル的な用途にはこういった固定ストックが好まれますね。
チークピースの高さも変えられたり、細かくカスタムができるストックです。
その分高価なストックでPRSストックは国内価格でも6万円ほどするでしょうか。
なかなかストックにこの値段はきついですよね。
そんな需要がアメリカでも強くあったのか、安価な簡易版が登場しました。
日本でも少し前に入ってきたのはすぐ売れてしまい、倍くらいの値段でオクにでてましたね(笑)
今回はまた入荷されたのでWhite Rookさんにて正規価格(26,400円)で購入しました。
![](https://aqua51.net/wp-content/uploads/2022/04/202204-Magpul-PRSLite-1.jpg)
箱の裏にはこんな感じになるぞ〜という画像付き。
やはりこれも長距離を狙う様なセットアップですね。
箱を開けるとこんな感じのストックが入っておりました。
最初からスレた感じがあるのがいかにもアメリカン。
もう少し細かくみていきましょう。
重量は532gです。
参考までに固定ではないCTRストックは259gと、倍近い差があります。
ちなみにPRSストックは788gとのことなのでさらに重いです。
Liteの方は大きく肉抜きされているのが軽量化につながっているのでしょうか。
固定ストックっぽいけど、長さ調整が簡単にできるUBRストックも600g程度なので、それよりも軽いですね。
長さですが、一番短い状態で、キャッスルナットから26cmくらいですね。
みんな大好きCTRストックを同じ長さになる様に比較してみると、こんな感じです。
自分にはこれ以上伸ばす必要はないなという印象ですね。
![](https://aqua51.net/wp-content/uploads/2022/04/202204-Magpul-PRSLite-24.jpg)
PRS Liteストック組み込み
さて、早速組んでみましょう。
今回はMWSに組んでみます。
まずはストックを外した状態にします。
ここのネジを外します。
1/8インチの六角レンチが必要です。
こんな感じのパーツで固定されている様です。
片側はQDスロットになっているので、どちら側にスリングをつけるかは先に考えておいた方が良さそうです。
バッファチューブ(ストックパイプ)に挿していきます。
ギチギチではないですが、スカスカでもない感じ。
やはりMWSの純正ストックのサイズ感は正確にミルスペックなのかなと思います。
LMTストックとか中に金属入ったSLストックとかも問題なく装着できます。
VFCとか結構変なサイズでスカスカだったりしますよね。
話がそれました。
ストックをとりあえず押し込める位置まで押し込んだら、先ほど外したパーツをネジで固定します。
![](https://aqua51.net/wp-content/uploads/2022/04/202204-Magpul-PRSLite-10.jpg)
これで完成です!!(笑)
とはいうものの、ここからが単なるストックとは違うところです。
細かくみていきましょう。
最近愛用している、KTCのインチ企画の六角です。
安物よりしっかり締められる感じが最高。
PRS Liteストック 調整機能紹介
構えて動きながら撃つ様なライフルではなく、じっくり構えて狙うライフル用のストックということで、調整機能が豊富になっています。
ストック長の調整
まずはストック長の調整から。
ここのネジを5/32インチの六角で緩めます。
その状態で後ろを引っ張ると長くなります。
約36mmほど後退させることができました。
伸ばす前でもちょうどいい感じでしたが、この辺はお好みに合わせて調整しましょう。
チークピース高の調整
続いてはチークピースです。
今度はここのネジを5/32インチ六角で緩めます。
ここを回すには、ストックを後退させた方がやりやすいです。
緩めると、チークピースを上げ下げできます。
それをこのネジで締め込む感じ。
ただあまり強くネジを締めすぎると、樹脂なので潰れてしまうかなという気もします。
上げ幅は20mmちょいといったところでしょうか。
バットプレートの調整
バットプレートは後ろのネジを1/8インチ六角で緩めた状態で位置を上下させたり、斜めに傾けたりという調整が可能です。
こんな感じで上に動かせます。
上げ幅は17mm程度でしょうか。
斜め、とはこんな感じ。
これどんな時に使うんでしょうか。。。
とりあえず長さとバットプレートは最初の位置にして、チークピースだけ少しだけ上ました。
この辺りは実際に試射しながら調整が必要ですね。
まとめ
以前に紹介したSEAL Recce風MWSに組むとこんな感じになります。
めっちゃカッコいいじゃん!と勝手に思っています。
もちろんまだミリフォトなどでは見たことないですが、そのうち出てくるのではと思います。
CTRよりは高いですが、DMR(スナイパーライフル)的な一本を組みたい方にはオススメするストックです。
まだレプリカがないのもいいですね!
注意点としては、長さ調整すらも六角(しかもインチ六角)が必要ということですかね。
この辺りは簡単に変わらない、というのがメリットではあるのですが、通常のストックの様な使い方(ちょこちょこ長さを変える)をしたい方には不向きかもしれないですね。
まぁこのストックはバイポッドをつけて、大きなスコープを載せて、あまり動かさずに運用する感じだと思うので、長さ調整がない分ガタ付きが皆無なメリットの方が大きいのかなと思います。
最近は11.5インチくらいのバレル長が流行っていますが、たまには16インチくらいの長いセットアップはいかがでしょうか?
ここまで読んでくださりありがとうございます。
aqua5150
CTRのグレーです。