HAO HK416 CAG 組み込み アッパー編
真っ黒いHK416がずっと一番かっこいいと思っていました。
ですが、徐々に目にするようになった、TANカラーのHK416にやられてしまいました。
陸軍デルタの特殊な方達が使っているようで、何枚かのミリフォとはご覧になったことある方も多いのではと思います。
ガスブロでどうしても1本組みたい、と思っている中で、VFCの416黒を買ってセラコートなどで対処するか、ずっと悩んでいました。
VFCのA5のTANカラーも相当悩みました。ラメっぽい色が嫌で買いませんでした。
そんな中、HAOがトレポン用の416A5をコンバージョンキットを出しました。
もちろん外装のみで結構な価格しますし、トレポンですので中身も必要です。そもそも自分がほしいのはA5ではなかったのですし、ゲームになんか全然行かないので全くトレポンではほしくなかったのですが、相当悩みました。
そんな中、トレポンの416CAGキットなる、A5ではない自分が欲しかった416Dのタンカラーが出るということで、また悩みつつも、貯金をはじめました。
その後、VFCがGBBで出す事を知りましたが、A5の様なラメはいやだったので、とりあえず買って塗るか、と思っていたところ、HAOがMWS用のコンバージョンキットを出すということで、ついに買ってしまいました。
コロナ禍でしたが、2週間以内に届き、関税もかかりませんでした。
キットが届いてすぐレシーバー上下はツイートするために写真を撮ったのですが、他は興奮して忘れていたので(笑)、本家よりお借りしています。
前置きが長くなりましたが、ずっとほしかったこのHK416 CAGキットをMWSで組んでいこうと思います。
HAO HK416 CAGキットのレビュー
そして、いわゆる赤い茶色ではなく、少し緑色がかった茶色でした。
この辺りはRAL8000がグリーン・ブラウンということで、そういう感じなんでしょうか。
光の当たり方によって、黒くも見えますし、茶色にも見えますし、グリーングレーの様にも見えます。
写真で色味をしっかり写すのがとっても難しい色味です。
個人的にはもう少し明るい色合いでも良かったのかなと思いますが、実物を見たことないので、実物に近いかどうかは正直わかりません。
ただ、めちゃめちゃカッコいいです。
中身はこんな感じです。
他に用意したものは以下の通り。
これらはいつかのためにちょこちょこ買い揃えていたパーツたちも含まれています。
そして、まだ納期がかかる実パたちも含まれています。
- HAO 416CAG Kit for MWS
- HAO RAL8000ポートカバー
- HAO Surefire SFCT-556 ハイダー
- HAO Surefire Warden
- HAO HK刻印入りボルト
- 東京マルイ M4A1 GBB
- HOGUE グリップ DE
- Surefire M300C DE
- C&C Wilcox ライザー
- Evolution Gear Eotech XPS3 DE
- Evolution Gear Eotech G33 DE(アルマイト)
- Iron Airsoft KACサイトセット
- 東京マルイ クレーンストック(Magpul CTRストック DEが来るまで)
MWSに関しては、一番安いのがだいたいM4A1であることが多いので、M4A1を選びました。
例によって1発も打たないまま、保護スポンジすら剥がさない状態で解体しました(笑)
トリガーボックスだけを買うことも考えましたが、他にも結構流用するものが多く、本体一式を買って、不要なレシーバーを中古で売ったほうが、コスパはかからないかなという判断です。
キットには含まれないマルイから流用するもの
- ポートカバー(自分は別途購入したのでマルイのは使いません)
- トリガーガード一式
- フォワードアシストノブ一式
- チャンバー、インナーバレル、ホップダイアル
- バッファー&スプリング
- バッファーリテイナー一式
- ボルトの一部
解体&組み込み アッパー編
解体はいつも記事にしているので、過去記事をご参照ください。
M4のアッパーとの大きな違いはバレルナットのスレッド(先端のネジ状の部分)の長さです。
M4に比べ、HK416アッパーの方は倍くらいの長さがあり、その分しっかりとバレルを固定できる点がしっかりと再現されています。
アッパーではmk18の時と違う点としては、ポートカバーの変更や、ボルトフォワードアシストの移植が必要です。
ポートカバー取り付け
ポートカバーはキットには付属しません。
特徴的なRAL8000カラーのHKタイプポートカバーがHAOで売っていたのでキットと一緒に買っています。
付属しないなんてズルイなと思っていたのですが、理由がなんとなくわかりました。
無加工ではポートカバーが閉められないからです。
ポートを締めた際にストッパーとなる部分の下部がまず干渉している上に、ストッパーの部分も手で押し込んでようやく入れられる感じのフィット感でしたので、普段は閉めておいて、チャーハン引くと同時や発射と同時に開く、というのは難しそうです。
ドライバーで指しているところが干渉します。
中に多分金属(ネジ?)入ってるから、うまく削れるでしょうか。
めっちゃ残念。
もともとトレポン用だから、閉める事を考えていないのか。
そういえば、HAOのHPを見たら、閉まっている写真はなかった気がします。
(※この件に関してはHAOのサポートに聞いてみます。下部を削れば行けるかも?)
2020/12/05 追記
HAOからメールが帰ってきました。
MWSはボルトキャリア周りのサイズがリアルサイズではないので、HAOのポートカバーは閉められない。
閉めたいのならMWS純正もしくは、MWS用のポートカバーを使用してほしいとのことでした。
MWS専用サイズでRAL8000カラーを再度出してほしいですが、ニッチ過ぎるので、見込みは薄いでしょうね。
さて、気を取り直してポートカバーをつけます。
バレルナットの部分からロッドを通していくだけです。
バネの向きは写真参照、先が曲がっている部分がレシーバー側に来ます。
ポートカバーに溝があるので、そちらにバネの真っ直ぐな部分がしっかりと収まるようになっています。
色味とかもいい感じなので、閉まらないのがやはり残念。
残念ポイントの1番目ですね。
フォワードアシストノブ取り付け
まずはマルイのレシーバーから外します。
上から細いポンチで叩きましょう。
叩く際に、少しノブを押し込んであげると楽ちんです。
HAOのレシーバーに傷つけないように、穴周りを養生してから組みます。
同じように、少し押し込みながら、上からピンをゆっくりたたいていきます。
下から見た際に、○のようなくぼみがあるところくらいまでノブを押すと、ちょうどよくピンが通せました。
ノブに関しては、まったくの無加工で、特に難しい点もなく、移植できました。
バレル組み込み
続いて、バレル周りに移ります。
マルイからアウターバレルを外すところまで分解し、インナーバレルを引き抜き、ガスチューブが通る穴にあるネジを外して、HOP調整ユニットも外します。
HK416の特徴的なガスピストンシステムもしっかりと再現されています。
HOP調整ユニットをHAOレシーバーに装着します。(ネジはマルイのを使用)
続いて、インナーバレルを前から入れ、HOP調整ユニットとインナーバレルのHOP調整爪がうまく噛み合うようにセッティングします。
その状態を保ったまま、アウターバレルを入れていきます。
多少キツイかな、というくらいで、ここまではスムーズに進みます。
最後まで入れると、バレルの向き固定ピンがきれいにフィットします。
ちなみに、アウターバレルはスチール製なので、WD-40を塗っています。
初めてスチールバレルを使いましたが、アルミとは違う重量がありますね。
ハンドガードを組む前なのに、結構ずっしりしました。
だいぶフロントベビーです。
先端のネジは、実物ピッチ!!
そのため、HAOのハイダーを購入するか、実物ハイダーを探すことになります。
標準ではA2ハイダー的なのが付属(HK純正もこんな感じなんでしょうか)しますが、僕は別売りのHAO Surefire SFCT-556ハイダーを購入しています。
仮組みなのでハイダーは後回し。
バレルナットをはめる前に、HOP調整ユニットのネジを締めた場所に、銀色のパーツをはめます。
(バレルナットをはめたら入れられないので、先に入れましょう。特に接着などはせず。)
銀色のパーツはレシーバー右上においてある、丸い銀色のパーツです。
仮組みなので手で締めた程度ですが、アウターバレルのグラつきもなく、シムは不要でした。
ガスブロック&ガスピストン
ガスブロックはスリングを引っ掛けるループが予めカットされています。
カット後に塗装していないのは、実物も現場で結構適当に切っていて、いちいち塗装なんてしていないから、これがリアルなんだ、というHAOの主張です。実際はどうなんでしょうか?
(もし知ってる方がいたらコメントくれたらめっちゃ嬉しいです(笑)
イモネジで固定してからピンを打つと、左右に傾きにくいかなと思います。
ちゃんとバレルにイモネジが当たる場所も掘られているので、そこに合っていればOKかと。
打ち終わったら、左右に傾いていないか、正面から見て確認しましょう。
ここで1つ注意点。
仮組みの際気付いたのですが、ガスピストンを先に付けないと入れられないっぽいです。
ということで一度取り外してから再度やり直しとなりました。
この辺りは全くの無加工ポン付けが続いていますね。
ピストンのバネが縮みまくっているのが若干気になるかなという感じです。
ハンドガード組み込み
さて、ハンドガードの仮組みです。
めっちゃきつかったんですよね…
今回は果たしてどうなのか…
結論から言うと、mk16とは比べ物にならないくらい楽でした。
ハンドガード取り外しも容易ですし、ひねったらバレルナットが緩む、ということもありません。
仮組みでは手で締めていたバレルナットを引っ掛けレンチで締めていきます。
傷防止のためマスキングテープで養生。
ただし、よくあるレプリカよりはキツイので、しっかり潤滑スプレーなどを活用して、ゆっくり入れていきましょう。
ガスブロックの左右傾きなど確認して、問題なさそうだったら、ハンドガードをネジで固定します。
以前デルタカスタムの記事で紹介しましたが、この特殊なボルトは「3/8インチのラチェットレンチ」で簡単にしっかりと閉めることができますよ。
レンチで傷つけないように、養生してから、レンチ記載の矢印が時計回りになっていることを確認して、ゆっくりしめていきましょう。
美しい、ただただ美しい。
アッパー仮組み完了!!
ここまできたら後はハイダーとチャーハンです。
ハイダー組み込み
ハイダーはキット付属はA2的なやつです。
バレルの先端が、よくある14mm正ネジ/逆ネジではなく、実物企画なので、HAOの対応ハイダーか、実物ハイダーのみが装着可能です。
(別売のアルミバレルは14mm逆があるみたいです。)
HAOのSurefireハイダーは届いた状態だと刻印が…
大人の事情ってやつですね(笑)
コロナ禍なのでハイダーもアルコール消毒してあげると、、あれれ〜?刻印が出てきたよ〜(笑)
下部のイモネジで固定するタイプではなく、シムで向きを調整するタイプでした。
(シムは別売で買ったSurefireハイダーについてきました。)
チャージングハンドル組み込み
ただし、閉まらないポートカバーに続いて第2の残念ポイントとしては、チャーハンもTANカラーにしてほしかったな、ということです。
一応グリスを塗っておきます。
※追記(2020/11/25)
アッパーのテイクダウンピンを通す穴には、ガタ防止のパーツを付ける必要があります。
仮組→動作確認→本組となるかと思いますが、その過程で何度もテイクダウンをすることになるので、最後につけることにしています。
→その3の記事で解説しています。
HK416 CAG TAN アッパー完成!!
もはやかっこいい、もはや美しい、もはや重い。
作業時間はトータルで1〜2時間くらい?
ガスブロックを付けた後、ガスピストンのために一度外したのが誤算でしたが、あとは特に問題なく進みました。
ロワーは続編で。
(記事更新の情報はTwitterで発信しています。)
アッパー編まとめ
- RAL8000ポートカバーはそのままでは閉まらない
- フォワードアシストノブは無加工でポン付け
- バレルナットを閉める前に銀のパーツをつけよう
- ガスピストンはガスブロックより先に組む
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
aqua5150
続きはこちらからどうぞ。
デルタカスタムのハンドガードにライトを直付けする方法も過去に解説しています。
気になる方は、ぜひご覧ください↓