このブログはMWS(東京マルイ ガスブローバックM4シリーズ)でやってきた側面が強い中、僕自身がMWSからVFCガスブロに引っ張られていたこともあり、最近はMWSのレビューや組み込みを全然しておりませんでした。
コロナ禍でお座敷メインになったこともあり、炭酸やVFCの良さを楽しんでおりましたが、最近少しずつゲームにも行くようになってきたので、色々考えが変わり、再びMWSブームが自分の中で来ていることもあり、軽くその辺りをまとめていこうと思います。(どこに需要が?w)
2024年に改めて考える東京マルイMWSのメリット
あまり長く書く気はないので、まず改めて良いと思った点から
- パーツの豊富さ
- Hop調整の簡単さ
- フロンガスのメリット
- 低温下で動作性が高い
- マガジンが安い
では順番に見ていきましょう。
東京マルイMWSのメリット(1)→パーツの豊富さ
これは言うまでもなく皆さんご存知かと思います。
新しいコンバージョンキットが出てくると思ったら、まずMWSかトレポン。
VFCやGHKのコンバージョンキットはなかなか出ないですよね。
トリガーボックスというユニット式なので設計が楽なのでしょうか。
買わなかったキットでもLMT MRPやハニーバジャーなどなど、魅力的なキットがMWSにはたくさんあります。
外装だけでなく、トリガーボックスはボックスだけはもちろん、コンプリートキットも今では数社から出ていますし、ハンマー、トリガー、スプリング、セレクター、マガジンキャッチ、エンドプレート、チャンバー、パッキン、バレルetc…
あらゆるパーツがMWSに関しては多くのサードパーティメーカーから豊富にリリースされています。
また、それらのパーツの国内流通が多いというのもメリットで、為替や送料を気にせずに、国内のネットショップで気軽にポチれる、というのもグッドかなと。
というわけで、いろんなARが組める、というのがMWSのメリット1つ目かなと考えます。
東京マルイMWSのメリット(2)→Hop調整の簡単さ
続いて、性能面でのメリットとしては、ホップアップの調整が簡単というのがあります。
MWSはテイクダウンしてボルト抜けばダイアルに簡単に指が届きます。
ボルト後退させてしまえばテイクダウンせずともマイナスドライバーなどで調整できます。
これはサバゲーに行ってレンジで調整するのには楽ちんです。
VFCはガスブロックから調整できます。
これはこれで楽だなぁと思うのですが、僕の中ではVFCは外観重視で行きたいので、以前紹介したようにGen.1化してしまうことが多く、その場合ホップアップはチャンバー下のイモネジを回す感じになります。
この場合、長ーい1.5mmレンチを使う必要があります。
(エジェクションポートから調整できるようにするツールもありますが)
一部のGHKやVFC製品はバレル基部の下側のダイヤルをいじるタイプもありますが、これはハンドガードを外したりする必要があったり、これもフィールドではやりたくないなと。
というわけで、現場でHop調整をするのにはMWSは便利だなぁと感じています。
東京マルイMWSのメリット(3)→フロンガスのメリット
炭酸ガスをフィールドに持っていったこともあるのですが、これをゲームで運用されている方はすごいなぁといつも思ってました。
初速がとかではなくて、ボンベ交換の煩わしさが無理だなぁとなってしまいました。
フロンガスなら、継ぎ足し継ぎ足しができる上に、チャージ自体も数秒で終わります。
これに対して、炭酸ボンベは1本のボンベで撃てる数が決まっているのですが、例えば70発撃てるとしたら、2回フルリロードできる計算になります。
でも1ゲームにおいて全弾撃ちきらないことも多い中、短い休憩時間の中、ボンベ交換が難しいなと思います。
加えて、20%くらいしか炭酸が残ってないとした場合、これを抜くのも面倒です。
撃たれて退場した後にレンジで動かなくなるまで空撃ちして、ボンベ交換して弾こめてというのがダルく感じてしまいます。
この点、レンジで遊ぶ分に関しては、きっちり2マグ分撃つとかが簡単に行えるので、こういうときの炭酸は魅力的だなと思っております。
あくまで短時間で休憩とゲームが行われるサバゲーでは継ぎ足しのできない炭酸運用は僕には大変で無理だな、という話です。
東京マルイMWSのメリット(4)→動作性
これに関しては他社ガスブロでも問題なく動作させることはできますが、やはり低温下でのフロンガスブロではMWSは楽だなと感じています。
寒い時期用の軽いボルトやバネも豊富にありますし、箱出しのままでも割と低温に強いかと思います。
もちろん「社外パーツを組んだら動かない」というのはあるかもしれませんが、それは他社製品でも同じということで。
リアル性はさておき、ボルトストップも摩耗をあまり気にせずガシガシ運用できるのがMWSのメリットだと思っています。
ガスブロならあまり細かいことは気にせずに、ボルトオープン→マガジン交換→マガジンリリース叩く、で行きたいものです。
壊れたとしても(1)で書いたように交換パーツが安価であったり入手が簡単というのもメリットです。
東京マルイMWSのメリット(5)→マガジンが安い
これはもう説明不要ですね。
純正マガジンが5,000円程度と、他社ガスブロライフルのマガジンと比べて安価だということです。
ゲームだと落としてしまったりとかも多いかと思います。
これが1本1万近くやオーバーだったりするとなかなか痛い出費となりますが、5,000円ならまだなんとかという感じではないでしょうか。
フィールド内にショップがあれば、現場で調達が可能な場合もあるかと思います、これが海外メーカーのガスブロだとなかなかそうはいかないのではと。
もちろん、MWSでも社外マガジンだったりすると高価だったりしますが、純正が安く手に入るというのは大きなメリットかなと思います。
細かいことですが、注入ノズルの交換作業も不要ですしね。
2024年に改めて考える東京マルイMWSのデメリットと対策
もちろん良い点ばかりではありません。
デメリットも以前存在します。
- パーツの豊富さ
- フロンガスのデメリット
- リアルさ
順番に見ていきましょう。
対策ができるものはそれも書いていきます。
東京マルイMWSのデメリット(1)→パーツの豊富さ
豊富=選択肢が多いということで、それは沼でもあるということです笑
コレを使ってみたけど、アレの方がもっといいんじゃないか、と次から次へといろんな物を試してみたくなるのです。
この点に関しては「自制する」という身も蓋もない対策しかないかと思います笑
次に、たくさんのパーツがある以上、組み合わせの相性であったり、粗悪なパーツも多いということです。
同じメーカーのパーツであっても相性が合わなかったり、欠陥商品のようなパーツも多いので、それらにあたってしまった場合は自分で加工・調整が必要になります。
この点は海外ガスブロにパーツを組み込むときも同じなので、あらかじめよく調べてから買う、という対策をするしかないですね。
細かいことを言えば、MWSやグロックはよくマルイのパーツを一つも使わずに組める、とか言われています。
マルイがパーツ単品をめんどくさい手順でしか売らない責任もあるかと思いますが、この様にマルイベースを組むのにマルイパーツを使わない=マルイにお金が1円も入らない=マルイの体力が落ちるというデメリットもあるのかと思います。
これは悲しい現実ですね…
東京マルイMWSのデメリット(2)→フロンガスのデメリット
フロンガスは年々値上がりしていますし、環境負荷という観点からも廃れていく運命なのかと思います。
東京マルイも代替ガスをリリースしていますし、フロンの未来は暗いのかと思います。
また、メリットで低温時の動作が良いと書きましたが、フロンのほうが温度によるパフォーマンスへの影響が大きいと考えられます。
冬に調整したら夏にまた調整が必要な場合も多いかと思います。
冬場は撃ったらすぐに冷えていくのでどんどんパフォーマンスが落ちていきます。
ゲーム間はマガジンウォーマーで温めることができますが、ゲーム中はなかなかそうはいかないと思います。
炭酸に関しては初速が出やすいというのはありますが、逆に言えば、先に新品ボンベ時のピーク初速に気を使って調整すれば、温度によるタレはフロンより少ないと考えられます。
そういう点からも炭酸にシフトしていく流れというのは理解ができます。
東京マルイMWSのデメリット(3)→リアルさ
MWS愛好家の中でも、テイクダウンをする時は中のリアルさは見なかったことにする方も多いのではないでしょうか笑
純正レシーバーでは実物パーツを付けるには加工が必要な場合がほとんどですし、その点最初からインチピッチでネジが切られていることもある海外ガスブロとは大きく異なります。
そしてその純正レシーバーには堂々とASGKとマルイの刻印が鎮座しています。
また、トリガーフィーリングの悪さ、ボルトリリース時の音の悪さもよく言われますね。
キレの悪いトリガーや、モニョっとしたボルトリリース、目をつぶっていても動かせばMWSとわかるのではないでしょうか。
この点、SIG MCXコンバージョンキットなどではボルトやバレルエクステンションも全く違う形なので、音が良かったりはあります。
トリガーに関しては以前紹介したBJ Tacのトリガーボックスなんかは相当良いフィーリングでした。
手持ちのMWSすべてこれに変えたいと思ったくらい。
現状、MWSシステムが見た目のリアルさに劣るのは事実ですが、ハンマー形状が今までと違い再現する努力が見られるトリガー周りも近いうちにリリースされるようですし、この点は将来的に改善が見られるかもしれません。
まとめ
今日書いてきたのは最近の僕の事情に合わせた観点から、という再考察であり、それは「ゲームでいかにガスブロを楽に運用するか」という面に重きをおいております。
お座敷用途では中身もリアルで外観も合法の範囲で実パーツ化して、炭酸仕様の硬いスプリング組んだARをガチャガチャやっている方が楽しいのは事実かと思います。
実際、レンジでリコイルマシマシで楽しむ用途ではGHKが最高なのは変わりません。
新型のARが出たら即購入するつもりです!
それぞれのメリットを理解しつつ、今後も楽しんでいけたらなと思います。
(なお部屋の置き場所はどんどんなくなる模様…)
ということで、ゲーム用に久しぶりにMWSを組んでいく予定ですので、よかったらご覧になってください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
aqua5150