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VFC M733にDNAスチールフロントキットを組む

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これまでVFCのガスブロ、HK416DやSR-16をGen1化、すなわちHop調整をガスブロックで行う機能をオミットし、1本もののアウターバレルに交換する作業を行ってきました。

今回は同じような感じでM733のフロントをスチール化していこうと思います。

VFC M733について

BCMやKACなどコルト以外の公式ライセンスのラインナップが続いていたVFCのAR GBBラインナップから突然クラシック系のM733が発売されると聞いたときは驚きました。

映画「HEAT」や「ブラックホーク・ダウン」で有名ですね。

詳細は皆さんのほうがより詳しくご存知だと思うので割愛しますが、M16A1アッパーとM16A2ロワーの組み合わせで、バレルが11.5インチ長、樹脂ハンドガード(スリムタイプ)でストックも伸縮式のモデルとなります。

M4A1より細いタイプのハンドガードです。

三角フロントサイトはDelta CQB-Rを組んだ時に久しぶりだな~と思っていましたが、キャリハンモデルはもっと久しぶりです。

ただ全長が短いので、M16よりは遥かに取り回しも楽ですね。

発表と同時に予約をし手に入れました。

しかし最近のVFCの黒レシーバーは嫌がらせのようなザラザラ質感で(逆に茶レシーバーはラメラメ、涙)、それがどうも気になってしまい、割とすぐ手放してしまいました。


(↑はVFCの純正版、これより下に出てくるのはセラコートモデルです)

今度は最初からセラコートされたモデルが出るということで、そちらを再度購入してしまいました。
何やってるんだと思いつつも、同じモデルを買い直すというのは、この趣味あるあるかなと…笑

中身はまったく変わらずで、アッパーとロワーが少しグレーっぽい色でセラコートされています。

ロワーも同じで、パーティングラインなども残ったままなのがちょっと残念でしょうか。

バレルはVFCお得意の分割スタイル。

基部を他のモデルと流用しています。

ただ、こちらはHK416Dなどと異なり、Hop調整はバレル基部の下面のダイヤルでやるタイプなので、フロントサイトポストにダイヤルなどはありません。

スチール1本モノのアウターバレルに変えたいな~と思っていたところ、DNAがスチールフロントキットを出すということで、これは買うしかないということで飛びつきました。

ちなみに、外装でスチールになっているのは以下の通り。
(トリガーガードはスチールではなくピンがスチールです)

トリガーがスチールじゃないのが残念…

中身はVFC ARの最新バージョンが入っているので、最初からスチールな部分も結構ありますね。

DNA M733 スチールフロントキット

DNAはCARと同じくVFCのデラックス版をリリースしているメーカーです。

鍛造レシーバーを使用したり、バレルも最初から1本モノだったりします。

長らくVFCの別名義の会社だろと言われていましたが、VFC FALは最初からスタンダードとデラックスで分けてきたあたり、隠すのをやめたのかなとも思ったり、笑

届いたのはこちら。

  • フロントサイト
  • ハイダー
  • クラッシュワッシャー
  • バレル

すべてスチールになります。

といった感じでピンやスリングスイベルなども付属しました。

バレル先端は実物ハイダーピッチのネジになっている関係でハイダーもそれに対応するものがついてきました。

ガスブロでは何も意味ないですが、ちゃんとガス穴も空いております。

バレル下部にはHop調整用のダイヤル穴が。

刻印はこんな感じ。

ガスチューブはVFCのを流用する形です。

面白いのはフロントサイトは下からイモネジを入れて抑えるのが多い中(VFCもこれ)、このフロントサイトには下のイモネジがないんですね。
リアル路線バンザイです。

VFC M733フロント分解

特に難しくもなく進められます。

ハンドガードを外し、ハイダーも外す。

別記事にまとめますが、このツールは他に使い道はないのですが、あると超絶便利です。

フロントサイトの下側イモネジを外し、ピンを叩いて抜きます。

そうするとガスチューブごと前に引っこ抜けます。

ハンドガードの前側を抑えるハンドガードキャップも前に引き抜きます。

バレルナット・デルタリング一式を外します。

最近のVFCはネジロックがガチガチについていたりするのですが、ここはすんなり外せました。

使用しているツールはまた別ページでまとめる予定です。

ガスチューブと固定用のピンは流用するので、ロールピンポンチで抜き、DNAの方へ移植しておきます。

アウターバレルを前に引き抜き、チャンバーごとインナーも前に抜きます。

これでアッパーがきれいになりました。

DNA M733 スチールフロントキット 組み込み

組み込みをしていくのですが、ついてにということで細々としたパーツを他にも用意しています。

  • TNT Hopチャンバー(ダイヤル式)&インナーバレル275mm
  • VFC AR用 金属バレルエクステンション
  • クルセイダー ボルトキャリア
  • BROWNELLS 2ポジションバッファーチューブ
  • DOUBLE STAR CAR ハンドガード
  • B5 SYSTEMS CAR-15 バットストック

後半3つは完全に個人の趣味ですね、それらはすべてホワイトルークさんで購入させていただきました。

ハンドガードは3,300円で、実パとは思えないリーズナブルな価格です。

最近のVFCはバレルエクステンションが樹脂製なんですよね。
CO2で撃つわけではないのですが、金属製に変えておきます。

特に加工は必要なく、シリコンスプレーして入れるだけです。

TNTのチャンバーは組み込みされていたのでイモネジがちゃんと閉まっているか確認くらい。

Hop調整はダイヤルでするタイプの方を使用します。

こちらもオイルスプレーを下のみで、削ったりせずに入りました。

硬いなと思ったら無理やり入れないようにしましょう。

アウターをDNAに変えて、バレルナットやデルタリング一式を戻します。

デルタリング当たりはホワイトルークさんに入荷次第、実物に変えてもいいかなと思っておりますが、ひとまずはVFCのまま。

ガスチューブの移植も完了。

ちゃんとアッパーの穴に合う様にバネやデルタリングの切り欠きを合わせます。

フロントサイトポストに大苦戦

残りはフロントサイトをピンで固定しハイダーを戻すだけとなります。

しかしピンが全然入らない感じで苦戦しました。
Twitterを見ると同じく苦戦されている方が多数の模様。

少しずつ穴を拡張することにします。
VFCとDNAで固定するピンは同じ模様(3mm径)

ところがVFCのサイトにある穴とDNAの穴は0.4mmほど径が違う様子。

削った後は少しでもスムーズになればと、軽く研磨してあります。

少し削ってはパーツクリーナーで綺麗にしてオイル塗ってピンを入れて確認、というのを3回ほど繰り返し、1時間ほどの作業で入る様になりました。

この時ハンドガードキャップの入れ忘れに注意、あとから気がつくと面倒です、笑

また、フロントサイトの傾きにも気をつけます。

大きな傷もなく組み込みが完了です。

苦戦しましたが、やっぱりアウターバレルは分割されていないのが良いですね。

ただ、もともとバレルの太さとフロントサイトポストにバレルを通す部分の径のクリアランスが少し大きい様で、少しだけガタがあるのが残念です。

もしデルタリングなどを実物に組む変える際は、瞬着を盛るなどして、ガタツキ解消に挑戦する予定です。

ハンドガードはVFC純正のテカテカした物(上)から、マットな質感の実物(下)に交換します。
実物といってもコルトのパーツではなくあくまでサドパ的なパーツになります。

本物もテカテカしていたという意見もあるので、VFCのが悪いということはありません。
穴の数が1個ダブルスターの方が多いですね。

VFCデルタリングとハンドガードキャップには無加工ポン付けでした。

クラッシュワッシャーとハイダーを取り付ければアッパーは完成ですね。

ハイダーはネジが実物規格なのは説明しましたが、空いている穴の大きさもDNAの方(右)がVFC(左)と比べて小さいですね。

ハイダーは鈍器ことマグプルレンチのフィット感に感動。
バイスブロックに乗っけて、このレンチでギチギチに締め込みます。

スリングスイベルはピンで固定する感じ。
VFCの物に比べて太くなっていますね。

VFC M733 ロワーカスタム

ここからは完全に個人の趣味です。

ストック変更

B5のストックに変えたいのですが、VFC純正バッファーチューブはどうも実物ストックとの相性が悪く、ガタガタしてしまいます。
ということでここも実物に変えておきます。

左がB5、右がVFC純正です。

B5がこんなクラシックタイプのストックを出していたとは知りませんでしたね。

こっそりBの刻印があります。

伸縮ロックのレバーはB5の方(左)がちょっと太いかな。

バッファチューブ変更

バッファチューブはWRさんで実物ミルスペック規格の2ポジションを買いました。

コルトのパーツだとおそろしく高額になるので、サドパのパーツを使います。

ちなみに、このバッファチューブは間違いなく「ブラック」と書かれているのですが、どう見てもグレー、しかもDDCのようなちょっと茶系のグレーにしか見えません。

どうみてもグレーというかもはやDDCです。
(実際に店頭で確認して納得してから買っていますので、WRさんに非はありません。)

ここは以前仲良しフォロワーさんに教わった、インディの「シャドーグレー」スプレーでサクッと塗ります。

いい感じになりました。

純正バッファーチューブを外しましょう。
セラコートモデルはノーマルラインと作りが違うのか、接着がなくあっさりと外せました。

外す際はバッファーリテイナーとスプリングの暴発に注意。

スプリングも無くさない様に注意。

先に外してしまうと楽です。

リテイナーとスプリングも外して一時退避。

エンドプレートが外れました。

後は逆の手順で組むだけ。
VFCのバッファチューブネジはインチ規格なので実物もポン付けです。

スプリングを飛ばさない様に注意。

キャッスルナットの凹が小さく、慎重に引っ掛けレンチを回す必要がありますね。

こちらも新兵器ロワーバイスブロックでギチギチに。

アッパーを戻したらボルトの後退量調整です。
ストライクアームズさんで売ってるPOM材のスペーサーを使用して、ボルトが後ろに下がりすぎない様に調整します。

良い感じの後退量になりました。

完成

ついに完成です!

こう見ると、純正と何が違うのか?という感じなのですが、持つとずっしり来るフロントの重量感で違いがすぐにわかるかなと思います。

このキットが万人に進められるか?と聞かれると、「結構面倒ですよ」という感じですね。
もちろん組み終わったら満足度は高いのですが。

気になるのはやはりフロントサイトのピンでしょうか。
叩けば入る、というレベルではないので、リューターなどないと厳しいかなと思います。

M733は樹脂ハンドガードモデルなので、箱出し状態は「軽っ」という印象でしたが、スチールバレルになった分、少し重量アップでいい感じ。

それでもクワッドレイルのHK416Dなんかと比べると格段に軽いですけどね。

引き続き、サイクルアップにも挑戦していこうと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
aqua5150



↓はイモネジでHOPを調整したい方向け。

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